ボディケアとは?・特徴・期待できる効果・エステとの違い

ネットなどでリラクゼーションや揉みほぐしを探しているときに「ボディケア」という言葉を見たことはないでしょうか。
また、ボディケアとエステは何が違うのでしょうか。

 

この記事ではボディケアの特徴やエステやマッサージとの違いについて解説します。

 

ボディケアとは

ボディケアは身体のコリや痛みなどの不調を改善する施術です。

 

マッサージでリンパやツボを刺激するなど、皮膚や筋肉に適度な刺激を与えて心身の健康、美容を目指します。
緊張していた筋肉がほぐれることで交感神経の興奮が抑えられ、副交感神経が優位になります。

 

ボディケアは着衣の状態で行います。

 

お着換えの必要がないため、隙間時間やお買い物の帰りなど、気軽に受けられる点がポイントです。
また素肌を出したくない方も施術を受けることが可能です。

 

ボディケアの施術方法は多様化しており、オールハンドにこだわったお店や完全オーダーメイドを打ち出しているお店、短時間で施術するクイックマッサージのお店など、お客さまに合ったコンセプトで展開しており、駅前や商業施設内など、立ち寄りやすい場所への出店が広がっており、人気も高まっています。

 

ボディケアに期待できる効果

肩こり・首こり解消

揉みほぐしは筋肉を緩める効果が期待できます。
硬くなった筋肉をほぐすことで、肩こりや首こりの改善効果が期待できます。

 

血行促進効果

筋肉が緊張して硬くなった状態では、血管を圧迫して血流を阻害してしまいます。
筋肉を揉みほぐして筋緊張を改善することで、血管が拡張し、血流を促進することができます。

 

特に女性は下半身に血液が滞り、足のむくみに繋がる傾向があります。
ふくらはぎを揉みほぐすことで、足のむくみが解消され、足が軽くなるだけでなく、全身の血流促進効果が期待できます。

 

リラクゼーション効果

凝り固まった筋肉をほぐすことで、リラクゼーション効果も期待できます。
手技での施術はリラックス効果が高く、疲れが取れ、心身ともに癒されます。

 

ボディケアサロンの種類

ボディケアサロンには多くの種類がありますが、ここでは代表的なものをご紹介します。

 

もみほぐし

「もみほぐし」は筋肉をほぐすことで血流を促し、疲労回復やストレス改善、体が軽く感じられるなどの効果が期待できます。
手揉みや足つぼなど、独自のスタイルを打ち出しているところが多く、店舗も多数あります。

 

仕事帰りにお疲れの方や、肩こり、腰痛にお悩みの方が気楽に店舗に立ち寄れるよう、お手頃な料金設定にしている店舗も増えています。

 

整体

整体とは筋肉のバランスを整えることで身体の不調を改善する施術です。

具体的な施術として、姿勢や背骨の歪みを解消する効果が期待できる姿勢矯正や、骨盤の歪みを強制する骨盤矯正などがあります。

 

整体というとボキボキするイメージがありますが、ボキボキ整体は珍しい方で、ほとんどの整体は心地よくマッサージをしたりストレッチをする施術です。

 

また、整体ではマッサージで血流を促したり筋肉をほぐし、肩こりや首のコリを改善することも施術の1つです。

最近では美容目的で骨盤矯正や姿勢の矯正を行う美容整体の人気も高まっています。

 

台湾式リラクゼーション

台湾式リラクゼーションは古くから伝わる東洋医学をベースにした、台湾に伝わるリラクゼーションです。

 

東洋医学ではツボの数は全身で670種類もあり、それらのツボは各器官に対応していると言われています。
東洋医学ではこれらのツボを触ったり刺激したりすることで身体の異常を見つけ、治療することを目的としています。

 

台湾式リラクゼーションは、足ツボ施術の台湾式リフレクソロジーや背中や腰などを足でぐいぐい刺激する足踏み法などが代表的なものです。

 

オイルトリートメントによるリラクゼーションもあり、足ツボとボディをセットにしているサロンも多くあります。

 

マッサージとの違い

マッサージは病気になった人の治療を目的として身体を揉みほぐす医療行為です。
医療行為のため、体重をかけて痛みを感じさせる行為も許容されています。

 

マッサージは「あん摩マッサージ指圧師」と「医師」のみがマッサージを業として行うことができます。
あん摩マッサージ指圧師の資格には按摩、マッサージ、指圧の3つの手技が含まれています。

 

マッサージはリンパ等の循環の改善を目的に一定の圧力をかけてなでるように施術をします。
身体の末梢方向から中心に向かってマッサージを行います。

 

マッサージとボディケアの大きな違いはマッサージが「治療」を目的に行うのに対し、ボディケアが健康維持や病気予防のために行うリラクゼーションであるという点です。

 

エステのボディトリートメントとの違い

エステで行うボディトリートメントはアロマトリートメントに代表されるもので、服を脱いで肌に直接セラピストやエステティシャンが手を触れて行います。

 

リンパの流れを促し、むくみを解消して老廃物を対外へ排出する効果の他、血行促進による冷えの解消や肩こりの改善、肌の新陳代謝を高め、脂肪燃焼を促す効果があります。

 

アロマトリートメントではオイルの保湿成分やエッセンシャルオイルの香りの効果も加わり、全身の疲れや自律神経の乱れ、心身の疲れを解消する効果があります。

 

肌の新陳代謝が活発になることにより、肌トラブルが解消されるほか、オイルの保湿効果により肌がふっくらし、ハリを取り戻す効果もあります。

 

この点がボディケアとは大きく異なり、エステサロンの施術ではより高い美容効果を得られると言えるでしょう。

 

痩身・美肌目的の場合はエステサロンがおすすめ

ボディケアの特徴や種類、マッサージやエステとの違いについてご紹介しました。

 

最近では仕事帰りやお買い物のついでに立ち寄れるボディケアサロンや、10分～30分程のクイックメニューを提供しているサロンも増えており、人気が高まっています。

 

少しお疲れが溜まってきたと思ったら立ち寄ってみると良いでしょう。

 

一方で、痩身目的や美肌効果を期待する場合は、美容の専門店であるエステティックサロンでの施術がおすすめです。
エステサロンではサロン専用の化粧品やこだわりのインテリアで心身共にリフレッシュすることができます。

 

改善したいお悩みや、目的に合わせて通うサロンを決めると良いでしょう。